
| keiko katsu - mutekatsuryu ボーイ 011 - 2003/11/1 |
![]() この無手勝流をはじめたのは、ひとつに書き物をしてみたいという希望があったことがある。あつかましいがエッセイストになれるチャンスが訪れることを夢見ており、それにはひたすら書くしかない、と思ってはじめた。 親切な知人からの添削を参考にし、沢山の専門家の文章を読み、日々努力をしている! (というほどではないが)きちんと文章を書くこと目指していくという目標ができた。私はかなり自由に賑やかな文章を書くくせがあり、客観的事実と自分の感情をぐちゃぐちゃにして書いているという指摘を受けたので、淡々としかし、そこにさまざまな感情もこめられている文章を書けるよう、志している。(つもりだ。)(いや、志そうと考えた。) しかし・・・・。このテーマだと無理。すみません、ばかまるだしになります。 ああ、こんなにも愛らしい生き物がこの世にいたなんて! |
||
![]() 突然私の生活に現れた、トイプードル、ボーイ君。(7月24日生まれ)、本当に突然といういうのがふさわしい状況が生まれ、ともに生きていくことになった。 もうつぶらな瞳がたまらなく可愛い。ああ可愛い。最初から甘えん坊で、人を怖がることをせずに、あとをついてくるついてくる、身体を寄せてきて、ぴとっと寄り添って座る。もーーう、可愛い。手をぺろぺろなめる、ひざの上が大好きでやたら乗っかろうとする、と思うとくるくる走り回る。いやーそれにしても愛らしい。こんななんだなあと、これから始まるペットライフを色々空想してボーイを眺めていた。 しかし、1時間後から頭を抱える事態が起こった。 動物なので当然の行為、おトイレ。 ボーイとともにリビングに置かれたのは、サークル、トイレシート、おもちゃ、食事用のトレイなど。室内で飼うにはまずはおトイレをしつけないと飼いずらくなる。「おしっこをしそうになったら、トイレシートの上にすかさずもっていき、シートの上でさせてシートを覚えさせること。」しつけの仕方の本を片っ端から読んだ。シートの上できちんとしたら、ちゃんと褒める。そうすると、だんだん覚える。早い子は一週間で覚えるらしい。とにかく初めが肝心だ。 |
||
![]() 寝場所用のサークルの横にトイレシートを敷き、準備万端。ボーイが、んんっと構えたら抱っこして運んであげよう。失敗しても叱っては逆効果。叱りすぎると、トイレをすることがだめなんだと、食べてしまうこともあるらしい。褒めるときは思いっきり。もう一度本を読み直し、ボーイの様子を伺うと、後ろ足を踏ん張り構えているではないか!だだっと、駆け寄ったが・・・・・時すでに遅し。しゃーーーっと、気持ちよさそうに絨毯の上にたっぷりとおしっこをしてしまった。ああ・・・・。 まあ、一度や二度間に合わないこともある。最初からうまくいくなんて無理だ。次のチャンスを待とう、と、ボーイに目をやると、また踏ん張っているではないか。ええっ、今おトイレしたばかりなのに、また?あーーーー。・・・・・・・・。瞬間で動かないと間に合わない。絨毯の上に小さな円のシミができていた。 |
||
![]() これは意地でもがんばらないと大変なことになる。部屋中ボーイのトイレ場所になったらたまらない。消臭剤とトイレットペーパーてシミを取り除いていると、その動作にも興味をしめしてふがふが私の手に噛み付いてくる。「もう、だめでしょ!!」と、思わず声がでてしまった。怒っちゃいけないんだ。難しい・・・これは。 結局初日は駆け寄るのが間に合わなかったのが4回、持ち上げている途中にもらしてしまったのが3回、大きいほうにいたっては、全く別の場所で力まれてお手上げ。ずっと消臭剤片手にトイレの片ずけで走り回る事態だった。 2日目、3日目を観察していると、どうもボーイのトイレをしたがる場所とトイレシートが離れている。トイレの場所を変えてみたほうがいいのだろうか?本によるとトイレの場所を覚えさせることが大切とあるが。プードルをこよなく愛する、ペットショップの店長の中島さんに聞いてみた。「シートを増やしてかまいませんよ。シートの足ざわりで、ここでおトイレをするんだと覚えさせるんです。絨毯だと、感触が似ているので、間違えやすいかもしれませんねえ。」なるほど、場所というより、シートの感触なんだ。トイレシートを部屋の隅、5箇所ほどボーイがトイレを何度もしたあたりに敷き詰めた。もう、リビングの景観も何もなくなってしまった。 |
||
![]() さあ、これで覚えてくれるかしら。4日目の朝。寝起きはまずおトイレだ。ふがふがしがみついてきて、おはようの挨拶が終わると、ふらっと一人で歩き始める。食事のあとでも遊んでいるときでもふっと一人で床のにおいを嗅ぎながら歩きだすと、おトイレの傾向があることがわかってきた。歩いている先にトイレシートがあるが、そこまでたどりつくか・・・・・。ああー、乗った!シートの上。「そこだよ、トイレ!」ボーイは立ち止まり、私のほうをちらっと見て、もう2,3歩歩いてから、踏ん張った。前足は絨毯の上、後ろ足がトイレシートに若干引っかかっている。結果、すこしはみ出たけど、半分くらいはシートの上でおしっこをした。「よーしよしよし、よくできたねー。ここでするんだよーボーイ。」初めてボーイを褒めることができた。しかし、その直後。またふらふら歩いて、絨毯の上で大きな・・・。なんでそこまで快便なのか?君は。 道のりはまだ遠いかもしれない。その日も結果は20%くらいシートの上という状態だった。 3週間後、いまだ、50%くらいしかシートの上でおトイレしないので、大きなサークルを購入し、そのなかにトイレシートを敷き詰め、そこでトイレをしたらサークルから出してあげておやつをあげる、という方法を始めた。そうすると、朝はまずそこに誘導してあげるとおトイレするようになった。2回、3回と大小が続くことが多いので、一度したあとサークルから出してあげると他の場所でやはりしてしまうのだが、すこしずつ覚えてきているような気がする。気がするくらいだが。おやつの効果か?ある時なんて、サークル内に入ったふりをして、おやつを待っていたときもあった。こういうことだけ頭がいい・・・・。 |
||
![]() とにかくがんばるしかない。プードルは頭がいいので、きっと覚えてくれるはずだ。個性性格は千差万別らしいが・・・・・。あきらめずに期待しよう。ボーイが来てから犬を飼っている知人との会話がとても増えたが、みな、最初は大変らしい。可愛そうだけど、ずいぶん叱った、とか、半年かかった、など苦労した話ばかりだ。一週間で覚えるなんて、本はいいことしか書いていないのがよくわかった。 それにしても自分以外のことでこんなに振り回されたのは、恥ずかしながら初めての経験かもしれない。ある朝、顔を洗って鏡をみると、そこには、大きなな吹き出物ができた私の顔が。おでこに3っつ。右頬、左頬一箇所ずつ。ここ何年、どんなに不規則な仕事でもできなかった吹き出物が、(朝1時おきの仕事が続いた2年間も顔は平気だった。)この一ヶ月であっちもこっちも吹き出している。ぼろぼろの顔だ。 ペットは癒しの存在のはずなのだが。いや、本当に愛らしい。世界一可愛い子だと思う。心から笑ってしまうことを沢山する。 しかし、今の私は育児に疲れている。 |